【タイヤ交換豆知識】ハブリングでハブセントリック

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持ち込みタイヤ交換＆タイヤ保管専門のタイヤ取替ドットコム店長のどっと小村です(笑)

1月とは思えないような陽気が続いてますね～
然しながら、1月に雪が降る場合は、成人式前後がとても多いのでご注意ください。

本日もタイヤ関連の豆知識をお送りいたします。

昨日のブログでもちょっとだけ触れましたが、純正ホイールはホイールの中心の穴（取付面側）と、ブレーキ側の中心の出っ張りの大きさがぴったりの「ハブセントリック」という作りになっております。
カーメーカーはそれぞれ独自のサイズで作っているので、当たり前ですが、トヨタにはトヨタのホイール、日産には日産のホイールがぴったり合うようになっています。

下の画像はブレーキの画像ですが、5本のボルト（ねじ）の中心の丸いでっぱりの事を一般的にハブと言います。

因みに、こちらはトヨタのマークＸのハブの画像です。
先にも書きましたが、カーメーカーごとに大きさが違ってます。
例えば･･･
トヨタ　60パイ
日産　66パイ
ホンダ　64パイ
等々
車種によって違う場合もあります。

アフターマーケット向けホイールの多くは、すべてのカーメーカーに適合するように73パイという大きさになっていることが多いです。（PCDによって違う場合もあります）
因みに、タイヤ業界に長い人は、73パイの事をバカハブと言います。
そのバカハブですが、すべての車種に合うようになっているのですが、大きさに余裕があるため車側の車軸の中心とホイールの中心がぴったりになりません。
車業界では真ん中にぴったり来ないことをセンターが出ないと言います。
センターが出ないとタイヤホイールの回転が車軸に対してほんの少しずれてしまいます。
その僅かなズレがハンドルぶれの原因となることがたまにあります。

そこで、バカハブの隙間を埋めて、取付状態を純正クォリティにするためのパーツが↓のハブリングです。

このリングを、ハブにはめると･･･

こんな感じになります。

このリングは内径（内側の輪）が60パイで外径（外側の輪）が73パイになっていますので、ホイールの中心と車軸の中心がぴったりになります。

因みに、バカハブホイールの画像ですが、この画像のホイールの中心とぴったり合うようになるのです。

先にも書きましたが、ハブがぴったりな事を、一般的にハブセントリックと言います。
略してハブセンです。

例えばBBSのような高価なホイールはハブリングが付属されてきたりしますが、通常は別売りのパーツで、1枚￥1,000前後で販売されています。

下の画像のハブリングは特注品で、試作も含め5枚で万単位になってます(;´∀｀)

片側1.3ｍｍ程度の厚みしかないので、強度を出すためにホイール側の面取り部分と同じ鍔（つば）をつけ、より強度を高めるためにアルマイト加工してあります。
もちろん材質も超超ジュラルミンで、無垢から削り出しという代物。
オーナー様の情熱が伝わってきますね!!!

長距離・高速移動も多い方には強くお勧めしたいハブリングですが、今のところ当店での取り扱いはございません(;´∀｀)
そのうち在庫したいと思います。

本日も最後までお付き合い、ありがとうございました!!!
それではまた(^_-)-☆