当たり前？タイヤ組替の豆知識

いつもご利用ありがとうございます!!!
国道16号横田基地向かいの黄色いキャデラックが刺さったお店でお馴染み♪
持ち込みタイヤ交換＆タイヤ保管専門のタイヤ取替ドットコムのドット小村です(笑)

本日の横田基地周辺は、時折雲間から光が差すものの、基本的には曇りの一日でした。
曇ったおかげか、昨日より気温が高く多少過ごしやすかったです。

本日は、専門店スタッフなら当たり前に知っている？タイヤの豆知識です。
めっちゃ簡略化して書きますが、多分長くなります(;´∀｀)

タイヤの側面には、黄色や赤の点が打ってあることがあります。
国産のタイヤなら、ほぼ間違いなく黄色の点は打ってあります。
赤い点は純正タイヤには打ってあることが多いのですが、無いことも多い点です。
この、側面にある点にはしっかり役割があります。
黄色の点は「軽点」と言いまして、タイヤの一番軽いところに打ってある点です。
赤い点は「ユニフォミティーマーク」と言いまして、タイヤの周上（トレッド面）で一番強度が強い部分や一番出っ張っている部分の側面に打ってあります。
どちらもリム組（ホイールに組む）時の「一次合わせ点」という役割です。

黄色の点の軽点はホイールの空気を入れるバルブの部分に合わせます。
理由はホイールの一番重いところがバルブ周辺ということになっているからです。

実際は違う場合がほとんどですが、目安として使用します。
タイヤの作業の中で、「組替・バランス」とセットになっていることがほとんどだと思いますが、このバランスは簡単に言うとタイヤとホイールの重さの偏りをなくす作業で、作業的には一番重いところを機械を使って計測し、その反対側に釣り合いをとるための重り（ウェイト）を付ける作業です。
効果としては、ハンドルブレや車体のブレを抑える効果があります。
バランスを取らなかったり、タイヤが減ってきてバランスが狂ってくると、高速道路等でハンドルがブルブル震えます。
このバランス調整も、アンバランスをとるためにたくさん重りをつけると、バランスサーの上では釣り合いが取れていても、実際に車を走らせるとハンドルブレが発生します。
なので、組み込むときにあらかじめ一番重さの釣り合いが取れやすいように、ホイールの重いところとタイヤの軽いところを合わせてあげてたのです。
が、重ねて書きますが、実際のホイールの重いところはバルブ付近ではないことが多いですがここではこれ以上触れないことにします。

赤い点のユニフォミティーマークはホイール側にもユニフォミティーマークがあるときのみ使用する一次合わせ点です。
ホイール側のユニフォミティーマークは青だったり白だったり、色々な色がありますが、一つだけ共通しているのは純正ホイールにしか打たれていないというところです。
ホイールのユニフォミティーマークはホイールの周上で一番凹んだ場所となります。

このユニフォミティーマークはそれぞれタイヤの強い部分や出っ張っている部分とホイールの凹んだ場所となりますので、それを合わせることでより路面上で均一に力を出して回転できるという理屈です。
こちらも、ハンドルブレをなくすための一次合わせ点ですが、重さによるバランスではなく、形によるバランスを重視した点です。
新車装着時のタイヤホイールは大体ユニフォミティーマークで組まれていることが多いです。
直接的に力を分散する組み合わせに近づけ、なおかつ重さのアンバランスをウエイトを使って除去する2段構えの方法ですね♪
なぜなら新車がハンドルブレするわけにはいきませんから。
因みに、欧州ではタイヤとホイールのユニフォミティーマークの意味は逆になります。

最近ユニフォミティーマークがあるタイヤはかなり少なくなっていますが、もしもタイヤ・ホイールともにユニフォミティーマークがあった場合、当店ではユニフォミティーマーク優先かつ、軽点がバルブから大幅に離れないような組み合わせをチョイスして組付けます。
理由はお分かりですよね～

然しながら、同じお車でもホイール側のユニフォミティーマークが何らかの理由で消えてしまっている場合もあります。
もちろんその場合は軽点で組みます。

今回は専門店スタッフなら多分みんな知っているであろう豆知識をご紹介しましたが、実は良くも悪くもタイヤの組み方、エアの張り方、でタイヤの本来の性能やバランスは変わってしまいます。
活かすも殺すも組む人次第です。
当店もそこそこ作業が早いと思いますが、押さえるところはちゃんと押さえてますのでご安心を♪

長々書きましたが、文才がないのでわかりずらかったかも・・・
それではまた(^_-)-☆